なによりも大事な“清潔感”

お客様と近い距離での調理と接客を担うキッチンカーのスタッフは、高いパフォーマンス力も求められますが、なにより基本中の基本として押さえておかないといけないのは“清潔感”です。服装がだらしなかったり、汚れが目立ったりしていると、キッチンカーの最大のウリとなる「非日常」感も台無しになります。特に髪が料理に入るなんてことは問題外中の問題外なので、コック帽ハンチング帽、バンダナの装着は必須です。

ロゴ入りユニフォームで統一感を

衛生条件をしっかり抑えておけば、ユニフォームのデザイン(形状)は比較的自由です。むしろ、エンターテインメント性の強いキッチンカーだからこそ、お店そのもののイメージを印象付けるために、一定のインパクトを求めていく必要もあるでしょう。例えば、お店そのもののイメージ(ブランド)カラーに合わせたシャツにお店のロゴをプリントするユニフォームづくりは、比較的王道な個性の打ち出し方です。もし、スタッフの清潔感を保つために早めのサイクルで新品への交換を行ったり、人気店となった時のグッズ化も視野に入れるなど、それなりの数の生産も視野に入れておくなら、小ロットからオーダーできてカラーバリエーションも豊か、それでいて低価格で量産できる「ロゴ入りTシャツ」などは最もおススメな一手と呼べるかもしれません。

明るい色味で、明るい印象を

ユニフォームのカラーを選ぶ際、お店のブランドカラーにそのまま合わせるのも一つですが、逆転色で映えさせるというのもまた、“アリ”な手段です。特に、お店のブランドそのものや車両本体が黒っぽい色味で統一されている場合は、逆に明るい色をユニフォームを着用した方が、人の顔色を明るく見せる“照り返し”効果も手伝って、親しみやすい印象を色濃くしてくれます。なので、「スタッフの笑顔」もウリとするキッチンカーを目指すなら、明るい色ベースのユニフォームをおススメしておきたいところです。ただ、全体のコーディネートに影響を及ぼすことではあるので、キッチンカー本体のカラーやラッピング、POP関連を発注する際、まとめて担当デザイナーに相談しておくと間違いないでしょう。