女性を味方につけよう

「行列のできるキッチンカー」には、女性の口コミから火が付いたものが多くあります。“かわいい”や“おいしい”は今も昔も女子トークの定番ネタで、常に新発見を共有し、鮮度のあるうちに実体験に変え、自分ごととしての発信に連鎖していく拡散力は、もはやメディアのスピード感です。つまり、“かわいくておいしくて自慢したくなるような”メニューを追求し、提供すれば、リアルな女性ファンという心強い広報担当を得られる、ということなんです。

かわいくておいしいメニューづくりを

女性の心をがっちり掴むのは、カラフルな見た目で“かわいく”を演出し、ヘルシーな食材も取り入れて“おいしく”を両立させたメニューです。出来立てならではの柔らかい舌触りがあれば、さらに好印象を後押しします。ヘルシー要素については「サラダ系でなくてはならない」という意味合いではなく、一品の構成の中に、食材選びから栄養バランスへの配慮がしっかりなされていて、それが目に見える状態になっていることが大事なのです。特に野菜の色合いは、メイン料理の見た目にカラフルさと優しさをプラスする効果がありますので、様々な食材を駆使して、愛される理由しかないオリジナルメニューを追求してみてください。

自慢したくなる満足に溢れたサービスを

「かわいくておいしい」メニューの大枠が決まったら、「自慢したくなる」要素を広げていきましょう。“他車”より内容や盛り付けを豪華にしてみたり、より珍しいメニューを追求してみたり、出来立てにとことんこだわってみたり。オーダーした商品が、目の前で出来上がっていく様をどう見せるかで、お客様のテンションも変わってきますので。そしてさらにスタッフが神対応だったり、キッチンカーそのもののインパクトが凄かったり…差別化する方法は無限大になります。そして決め手は、「この値段でいいの?」と言える“お得感”です。これは単純な低価格路線へのススメではなく、「こんないい思いをして?」という相対的価値の話で、女性が“自慢したくなる”要素の大勢を占めます。キッチンカーは、一台で全てのサービスが完結する小さなお城です。発見した喜びを“言いたくて仕方が無くなる”+αの魅力を、ぎゅっと詰め込んでいきましょう。