最もお手頃なのは中古車+DIY

固定店舗に比べると、初期投資もランニングコストもぐっと抑えられるキッチンカーですが、その中で一番の投資となる「車両」にもなるべく予算をかけたくないとなった場合、自分で軽トラックやワンボックスカーなどのベース車両を購入して自らカスタムを施すというDIYの選択肢があります。準備の時間は嵩みますが、その分だけ費用が抑えられるので、楽しみながらやっている人も多いです。「いったんスタートして様子見」という前提があるなら、ステップアップへの第一歩として、お手頃な中古軽自動車あたりから始めるカタチでも十分でしょう。

なるべく、見て触れて、感じる一台を

中古車を探すとなれば、型式も年式も使用感もバラバラなので、その選択肢は無限大です。なので、時間をかけて比較できれば、「これだ!」「これで十分!」という一台にもちゃんと出会えるはず。そのためには、軽自動車メーカーが営む中古車センターや、移動販売車向けの中古車両の取り扱いを謳った展示場などの“信頼できそうな販売店”を訪れ、実際に見て触れて、可能なら試乗までさせてもらうのが一番です。中古車の価格は「年式」に加え、「走行距離」「修復歴」「人気」のバランスで決定されるのですが、雑誌やオークションサイトの情報だけでは、予測しきれない部分があります。ワンボックスやトラック系は、前オーナーの業種によって、激しい使い込みによるスペック以上の劣化が進んでいる場合もありますので。なので、購入した後に物足りない思いをしないためにも、なるべくプロの常駐するお店へ足を運び、意見を仰ぎましょう。

デザイン重視なら、レトロな外国車という選択肢も

もし、キッチン部分だけでなく、外装そのものもカスタムし、お客様の目を引くクルマに仕上げたいと描いているのなら、もとから個性的な外観を持つ「ワーゲンバス」など外国社の中古で検討することをおススメします。もちろん、これらの車両は人気が高いでの、同スペックの国産車に比べてみれば割高ですが、ベーシックな車両を工事する数十万の費用から考えればお得になることも。予算に余裕があれば、カスタムはプロに任せるのが一番ですが、カスタム経験を重ねておけば、次の車両に乗り換える時もDIYで予算を抑えられるので、自身にとってのプラスマイナスを加味しながら、思いれのあるキッチンカーを作り上げましょう。