日常に賑わいをプラスする、移動販売というスタイル

平日のオフィス街や休日のイベント会場に足を延ばすと、カラフルなトラックやワゴンが並んでいる…
そんな光景を目にすることがありますよね?
そして、そんなカラフルなクルマたちでが、花や雑貨、フードやスイーツなどバラエティに富んだ商品を扱っていて、それを求めた大勢の人たちが並んでいる…
クルマでの移動販売という営業スタイルは、人が集まる場所にプラスα以上の賑わいと喜びをもたらしています。

あえていうなら現代版の縁日?

人のたくさん集まる場所にさらなる賑わい…
移動販売車がいる光景には昔懐かしい“縁日の屋台“のノスタルジーが確かにあります。
ふだんはそこにないその日だけのお店や商品についつい惹きこまれ、思わず買っちゃう、なんともいえないドキドキワクワクな感情はまさに子どもの頃に感じたアレです。
しかし、現代の移動販売の様子は少し違っていて、その懐かしさをごく一部の魅力とし、質の高い、どこよりも早いトレンドを求める、新世代の屋台ファンが存在します。
その人たちの期待値が、今の移動販売ブームを支えているのです。

移動販売のトレンド、キッチンカーがアツいんです。

クルマに商品を詰め込んで、行く先々で並べて販売する。
移動販売だけなら、それで成り立ちます。
しかし、出来立てアツアツが命のフードメニューとなると調理設備が必要となってきますよね。
その設備を備えたクルマは「キッチンカー」と呼ばれていて、お好み焼きやたこ焼き、おでんやラーメンなどの提供で古くから親しまれているものですが、近年さらに進化を重ねる設備の合理的なつくりや、飲食業界そのものの競争激化による多ジャンル化も相まって、肉やピザ、カレー、クレープなども本格的なものも提供できるほどに。
出来立てには香りももれなくついてきて、そこには行列もついてきます。
「お店を開くのは自信もノウハウもないけど、まずはこの一品で勝負してみたい」という若い世代の飲食業志望者が続々参入するキッチンカー市場は、まさにアツアツなんです。