長く続けるには、運転資金計画が要

キッチンカーは固定店舗とは違い、その日の出店場所がないと、オープンすらできません。なので、必要最低限の運転資金を日頃から把握し、それを上回る収益を回収し続けることで、キッチンカーの維持継続を図っていく必要があります。キッチンカーは、基本的に外での稼働となり、季節によるバラツキも激しい商売ですから、年単位でぼやかさず、月単位での資金計算を心がけ、総額での負担を抑えておくことが大事です。

稼働に応じてかかる費用

お弁当を販売するキッチンカーを運営するとしましょう。その場合は、調理メニューに直接関わる運転資金として、食材はもちろん、ケースや割り箸などの使い捨て食器類、そして水や電気、ガス燃料代などの光熱費(厨房キッチンを含む)を、売り上げ予測を立てながら計算しておきます。さらに、出店の目途(希望を含む)が立っている場合、駐車場や空き地などのスペースを借りるならその賃料、イベントに参加するなら出店料(売り上げのパーセンテージなら売り上げ予測をベースに)、フランチャイズでのキッチンカー運営なら加盟料(売り上げからのロイヤリティ計算なら売り上げ予測をベースに)も加算されるので、“稼働に応じてかかる費用”として、組み込んでおきましょう。出店に応じて、アルバイトスタッフを雇う場合は、その人件費も事前に見積もっておきます。

稼働に関係なくかかる費用

キッチンカーがなにかしらの理由で稼働を減らす(もしくはしない)月があるとします。その場合は食材費や光熱費、アルバイト人件費などは下方へと変動しますが、変わらずにしっかりかかってくるのが、稼働の有無に左右されない固定費用です。まず、ガソリン代を除く車両の維持費用として、自動車保険料や車検代の支払時期は必ず定額でやってきますので、これらは例え一括払いだとしても、月割計算をし、固定費に組み込んでおきましょう。一方、最初から月額計算となる固定費は、車両の駐車場代や厨房キッチンの賃料、携帯電話の基本料やパソコンインターネットのプロバイダ料金、ホームページのサーバー代などです。さらに、オーナー自身の保険料や税金関係などの社会的な支払いに係るお金も、稼働に左右されない義務なので、回収すべき固定費用(運転資金)として把握しておきましょう。