「開業届」で晴れてイチ事業主に!

キッチンカーのオープン準備が整えば、個人事業主として「開業届」を提出し、年に一度の「確定申告」を行う対象となってください。厨房キッチンを構える地域の税務署に「個人事業の開業・廃業届出書」を提出する必要がありますが、税務署の窓口や国税庁のホーム―ページからのダウンロードで用紙を手に入れ、いくつかの簡単な項目に記入するだけなので、簡単です。事業の開始から1カ月以内の提出となります。

確定申告は「青色」で行う準備を

「開業届」は、厨房キッチンの所在地(住所)や事業主の指名、業種、屋号(お店の名前など)、開業の日付、事業の概要、従業員の数といった、基本情報を記入するだけの簡単な書類(ペライチ)です。なので、提出のついでに、開業から2カ月以内という「開業届」よりもちょっと長めの猶予を持った「青色申告承認申請書」も同時に提出しておきましょう。この用紙の入手方法も「開業届」と同じで、税務署の窓口や国税庁のホーム―ページからのダウンロードで。申請書を出さずに直接確定申告を行う「白色申告」と異なる点は、提出用の損益計算書の作成など手間の部分ですが、記帳の義務付けは同じですし、確定申告の時に「控除」などの節税メリットも生まれるので、「青色申告承認申請書」は出しておくにこしたことはありません。

2~3月の「確定申告」をお忘れなく

開業後、年間所得が年間20万円を超えたら、年に一回の「確定申告」の対象となりますので、いち事業者として、財務管理はしっかりと行っておきましょう。年間所得とは、1年間の売り上げから経費を差し引いた純利益分だと思ってください。申告タイミングは毎年2月16日から3月15日までの1か月間で、前年の1月1日から12月31日までの所得額を、専用の書類に記載して報告を行っていきます。現在はネット上で申告できる「e-tax」のシェアが広がっていて、国税庁を挙げての推進も行っていますが、はじめての確定申告は分かりにくいところもあると思うので、イチから教えてくれるブロックも設けた指定の申告会場で、次年以降、提出書類の不備や記載の抜け漏れがなく行えるように、勉強という意味でも足を運んでくといいでしょう。申告会場は、普通に混雑が予想されますので、申告日はスケジュールに余裕を持っておいてください。

キッチンカーが得意な税理士法人

キッチンカー相談センターでは、キッチンカー運営での申告が得意な税理士法人と提携しておりますので、お困りの際は下記フォームより、「キッチンカー全般」から現状の詳しい内容をお知らせください。お話をお聞きした上で、最適な専門家を紹介させていただきます。「何を相談したらいいかわからない」なども大いにあると思いますので、その際は、質問項目は「その他」でメッセージに「何から相談したら良いかわからない」とお伝え頂ければ、こちらで察しますので気軽に問い合わせてください。

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